グレイテスト・ヒッツのVol.1と2がほぼ60年代の音源で固められているのに比べると、この第三集は70年代前半から90年代前半まで、一枚の音源の中でなんと20年の差が。しかしそこは御大。違和感はかえってヴァラエティとなって響いてきます。それも、根本が変らないアーティストだからでしょうか。ディランのような人だからこそ、まとめて 聴けるベスト盤の存在も価値があるんだと思います。 個人的には若かりし頃に衝撃を受けた「Jokerman」や「Silvio」、円熟の味である「Ring Them Bells」、そしてアンプラグドでライヴ演奏が聴ける「Dignity」のオリジナルスタジオ録音がツボでした。選曲・曲順も癖になる1枚です。